[ER34]ブレーキフルード、クラッチフルードを1人で交換しました[整備記録]

どうもABCです!
前回ブレーキの鳴き止め対策をしたのですがそのついでに、フルード交換もついでにやってしまおうということです。前々からフルード交換はしよう思っていたのですが重い腰が上がらず…。それと今回はコンプレッサーを使用するフルードブリーダー?を使って1人で挑戦してみました。
まずはブレーキフルードから交換していきます。

ブレーキフルード交換

ジャッキアップ

今回はクラッチフルードの交換もするので4輪ジャッキアップします。
タイヤを浮かす前にホイールナットを少し緩めるのを忘れずに。
ジャッキアップしなくても下回りに潜れるならブレーキキャリパーにアクセスするためのジャッキアップだけでいいと思います。
ブレーキフルードの交換は運転席(マスターシリンダー?)から遠い所からやっていくので、一輪ずつの場合は、助手席側の後輪→運転席側の後輪→助手席側の前輪→運転席側の前輪の順番で上げましょう。


↓ジャッキアップについては下記の記事で紹介しています↓
[ER34]ジャッキアップしてみました[整備記録]

タイヤを外す

ジャッキアップをしたらホイールナットは緩めてあるはずなので簡単ですね。
ナット外してタイヤを抜くだけです。

ABSアクチュエーターのカプラーを抜く

ABSアクチュエーターのカプラーを外します
カプラーを外します

ボンネットを開けて助手席の前あたりにあるABSアクチュエーターのカプラーを外します。外す必要があるかわかりませんが、サービスマニュアルに外せと書いてあるので素直に外します。

ブレーキフルードタンクの周囲を養生する

ブレーキフルードタンク養生
ビニールとタオルで養生します

フルードはこぼすと塗装を犯してしまうので、こぼした時の保険に養生をします。

ブレーキフルードタンク内の古いフルードを吸い出す

絶対に必要な作業ではありませんが、タンク内のフルードをある程度吸っておくと交換するときにかなり楽になります。
注射器みたいなシリンジ?っていうんですかね?あると便利です!

ブレーキフルードタンクに新しいフルードを入れる

日産純正フルード
純正のフルードです

今回入れるフルードは日産純正のフルードです。迷った時は純正入れとけば間違い無いですね。ちなみにブレーキとクラッチ両方合わせて一本でギリギリ足りました。タンク内のフルードを抜いた場合はタンクいっぱいに新しいフルードを入れましょう。(こぼさない程度に)
フルードを抜いてない場合もこぼさない程度にタンクいっぱいにしておきましょう。

フルードブリーダーを準備する

フルードブリーダー
コンプレッサーを使用して負圧でフルードを吸い出すものです。

1人でフルード交換する時の必需品ですね。箱出し状態ではホースが潰れていたり信用できない部品がついているので少し弄ります。この半透明なホースだとフルードの色がわかりにくいので透明なホースに変えるのがおすすめです!
あと給油タンクは信用できないので使いません!

フルードブリーダー加工
少し弄りました

本体のホース接続部をタイラップで締めて、キャリパー接続部はホースの切っぱなしにしました。それとホース長を少し短くしました。これで使用準備ができたのでコンプレッサーにも接続します。説明書に圧力は6-12bar(0.6-1.2mpa)と書いてあったので、筆者のコンプレッサーの最大圧力は0.75mpaなので特にレギュレーターで絞ったりはしていません。(間違えてたらごめんなさいw)

フルードブリーダーを接続 
キャリパーに接続します

キャリパーのブリーダーボルトにメガネレンチを掛けてからホースを差し込みタイラップで締めます。
画像では運転席側のリアキャリパーですが、先ほども書いたように
助手席側の後輪→運転席側の後輪→助手席側の前輪→運転席側の前輪の順番で交換していきます。

ブレーキフルード交換

ブレーキフルード交換
交換中撮れた写真はこれだけでした…。

1人で作業しながらなので写真は全然撮れなかったのですが、作業自体は簡単です。
ブリーダーで吸引しながらレンチでブリーダーボルトを緩めて少し経ったらブリーダーボルトを締めてブリーダーの吸引をストップします。ブリーダーボルトを締める前に吸引をやめてしまうと空気が入る恐れがあるので吸引した状態で締めます。
この時、絶対にフルードタンクが空にならないように減ってきたら継ぎ足してください!空気が噛むとエア抜き作業が待っています…。
フルードタンクを気をつけつつ吸引していき、新品の綺麗なフルードが出てきたら終わりです。次のキャリパーに行きましょう!
ちなみにブリーダーの空気の噴射口は万が一フルードを噴射するとやばいので何もないところに向けた方がいいと思います。
全てのキャリパーが終わったら最後にフルードタンクの上限位まで入れて交換完了です!もちろんタンクのキャップはしてくださいねw

ブレーキフルード漏れチェック

4輪分フルード交換が終わったらABSアクチュエーターのカプラーを元に戻してブレーキペダルを5秒ほど強く踏みこみます。全キャリパーを見て漏れがないか確認しましょう!確かサービスマニュアルに80kgくらいの踏力って書いてた気がします…。そして最後にエンジンを掛けてみてABSの警告灯がついてなければブレーキフルードの交換は完了です。試走して最初は徐行からブレーキの効きを徐々に確かめていきましょう。
次はクラッチフルードを交換していきます。

クラッチフルード交換

クラッチフルードタンク周辺を養生する

クラッチフルードタンク
フルードがドス黒いです

車を守る上で大事なのですが実は車高調整、ブレーキの鳴き止め、フルード交換と立て続けの作業だったので面倒になり養生しないでやっちゃいました。
今度からは手抜きしないように気をつけます。

クラッチフルードタンク内の古いフルードを吸い出す

クラッチフルード吸い出し
古いフルードを吸い出します。

ブレーキと一緒で全部吸ってしまうと空気を噛むかもしれないので、少し残して吸い出します。

クラッチフルードタンクに新しいフルードを入れる

ブレーキの時と要領は一緒です。こぼさない程度に入れておきましょう。

フルードブリーダーを準備する

コンプレッサーを用意して接続しておきましょう!
それとフルードブリーダーのタンクは空にしておきます。タンクにフルードが溜まり過ぎると空気の噴射口からフルードが出てくることがあります。
なかなかの圧力でフルード噴射すると大変ですからね。

クラッチフルード交換

クラッチフルード交換
最初はタンク横です。

やり方はブレーキと一緒です。ブリーダーボルトにレンチを掛けてホースを接続してタイラップで締めます。これで準備完了です。
順番はサービスマニュアルのエア抜きの順番と同じく、マスターシリンダー→分岐管→オペレーティングシリンダーの順で行います。
上の画像がマスターシリンダーです。

クラッチフルード分岐管
写真の劣化しているゴムキャップがついてる所が分岐管のブリーダーボルトです

これが分岐管です。ここが終わったら最後にオペレーティングシリンダーです。

クラッチフルードオペレーティングシリンダー
分岐管の近くにあるのですぐにわかると思います。

これが最後のオペレーティングシリンダーです。
他の人のブログを見たりしていると順番が真逆の人もいるのでクラッチフルード交換時の正しい順番ってどっちなんですかね?

クラッチフルード交換完了
クラッチフルードタンクのフルードを適正量にして最後にキャップをつけます

最後にクラッチフルードタンクを適正量にすればクラッチフルード交換完了です!

クラッチフルード漏れチェック

フルード交換が終わったらクラッチを長めに踏んだり、連続で踏んだり少し圧がかかるような踏み方をしてブリーダーボルトやクラッチフルードのライン漏れがないかチェックしましょう。初走行する際も発進の際は様子を見つつ、いきなり幹線道路など出ずに車通りの少ない道でチェックするといいと思います。少しの間走行後は漏れがないかチェックしましょう。

ブレーキ、クラッチフルード交換後の試走

まずはブレーキですが、初期タッチが強くなったというかカッチリしたと言うか今まで入ってたフルードどんだけ劣化してたんだよ?って思う位別物になりました。
これだけ効果があるとやった甲斐がありますね!本来ならここまで効果がわからないうちに交換するものだと思いますがw
クラッチの方も繋がり位置が奥?っていうんですかね。今までは踏み込んでから結構戻してこないと繋がらなかったのですが、だいぶ戻し量が減りました。何度か今までの感覚でクラッチを繋いでしまって急発進みたいになってしまいましたw
何はともあれブレーキも、クラッチも効果絶大でした。フルードの劣化でこんなにも変わるのかと驚きでした。今回は納車してから少し遅めの交換になってしまいましたが、今後は定期的に変えようと思います。最後にフルード交換したのいつだっけ?と思う方はぜひしてみてください!

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