どうもABCです!
最近、信号や一時停止で停車する際にキーーーーーっとブレーキの鳴きがめちゃくちゃうるさくて照れちゃうので重い腰を上げて作業に取り掛かろうと思います。今回の作業内容はブレーキキャリパーからパッドを外して清掃、グリスアップします。それでは早速やっていきましょう!
目次
ブレーキパッドを外す
ジャッキアップ
1箇所ずつ上げても、前後輪分けて上げても、4輪全て上げても好みのやり方でいいと思います。フロントをやる際はハンドルを切った方がやりやすくなるので、前2輪か4輪の方がやりやすいかな?と思います。タイヤを上げる前にホイールナットは少し緩めておきましょう。
↓4輪のジャッキアップの方法は下記記事で紹介しています↓
[ER34]ジャッキアップしてみました[整備記録]
タイヤを外す
ジャッキアップする前にホイールナットは緩めているのでナットを外してタイヤを抜くだけです。タイヤを下ろす際に指など挟まないように気をつけましょう。
ブレーキキャリパーを外す

フロントのキャリパーを外すにはブレーキホースを固定しているブラケットのボルト2本と、キャリパーを固定しているボルト2本を外せばキャリパーを取り外すことができます。リアはキャリパー固定の2本だった気がします。

キャリパーの固定ボルトです。わかりにくいかもしれませんが、レンチをかけている所と、ブレーキホースを固定しているブラケットのドーナツ状になっている中にいます。

こちらがブレーキホースの固定ブラケットです。先ほどのキャリパー固定ボルトは抜けてます。こちらの画像の方が見えやすいですね。
ブラケットの固定ボルトは画像に写っている2本を外せばオッケーです。
キャリパーを外したら、ホースなどにテンションがかからないように丁度いい台などを作って乗せておきましょう。
ブレーキパッドを外す
ブレーキパッドの固定ピンに刺さっているクリップを外すと固定ピンが抜けます。
固定ピンは刺さっているだけなので引っ張れば抜けます。硬い場合は裏から細いポンチなどで押せば抜けるはずです。外したパッドとシムは外側と内側がわかるようにしておきましょう。
ブレーキパッド、シムの清掃とグリスアップ
ブレーキパッド、シムの清掃


ブレーキパッドと黒い大きい方のシム以外は灯油で綺麗に汚れを落としてパーツクリーナーで清掃します。大きい方のシムは何かコーティングされてるっぽいのでパーツクリーナーで古いグリスを拭き取るくらいにしておきました。ブレーキパッドは油は厳禁なので細めのマイナスドライバーでダストをこそぎ落としてパーツクリーナーで綺麗に拭きました。パッドは念の為ヤスリで面取りしました。
ブレーキパッド、シムのグリスアップ


ブレーキパッドの背、シム、固定ピンやクリップなど固定金具全てグリスを塗りました。シムはパッドに被せておきます。
グリスについてですが、ブレーキパッド専用グリスを買いに行くも店が休みだったり、置いていなかったりで入手することができなかったのでシリコングリスで代用しました。塗り過ぎるとパッド面やディスクに跳ねたりしそうなのでピンやクリップなどは極薄く塗るようにしました。
ちなみにキャリパーピストン周りはパーツクリーナーで軽く拭くだけにしておきました。年代物のキャリパーなので下手にいじってフルード漏れても困るので…。
キャリパー取り付け

グリスアップが終わったらキャリパーにブレーキパッドを取り付けてキャリパーを取り付けます。パッドは元々ついていた通りにつけましょう。フロントキャリパーの固定ボルトの締め付けトルクは152~154N・mです。リアキャリパーの固定ボルトは39~51N・mです。ちなみに片押しのキャリパーでも前後とも締め付けトルクは一緒です。トルクレンチを使って規定トルクで締めましょう。
最後にタイヤをつけてジャッキから降ろしてタイヤを規定トルクで締めれば作業完了です。意外と清掃とグリスアップが面倒でした。筆者の場合4箇所で2時間前後かかったかもしれないですね。
対策後の試走
今回のグリスアップで見事にブレーキの鳴きは解消しました!
しかし、新たな問題が…。
おそらくですが、右後ろの一点のみ引きずりのようなシュッ、シュと擦れる音が聞こえました。ブレーキディスクの歪みじゃないことを祈ってちょっと様子見しようと思います。キャリパーピストンの動きが渋くなっている場合もあるかもしれません。時間があればダイヤルゲージでディスクの振れ計測でもやってみようかと。何はともあれ鳴きが解消されたのでオッケーです!