[ベイトロッド]ロッドビルディングに挑戦[ガイド編]

どうもABCです!
今回は最終工程のガイドの取り付けです。不器用で下手くそではありますがどんどん形になっていくのが楽しいです!
では早速作業に入っていきましょう。

ロッドビルディング ガイドセッティング

トップガイドを仮止め。
トップガイドを仮止めします。

ガイドの位置決めをするためにガイドを適当に仮組みをします。
まずはスパインを出して任意の位置にトップガイドを仮止めします。そのトップガイドに合わせて残りのガイドもなんとなく仮止めしていきます。
今回作っている竿と同じくらいの竿を隣に並べて参考にしながらつけました。

ガイドを仮止めしました。
全部のガイドを仮止めしました。

仮止めが終わったら1度リールをつけてラインを通してみましょう。そしてリールから穂先までのラインがたるまなくなる程度のオモリをつけてラインの通り具合を見ます。リールから穂先までのラインが不自然ではないか?や竿をしならせた際にラインがロッドに沿っているかなどを注意しました。
そしてチョークガイドですが、本来であれば竿のしなり初める起点に設定するらしいですが今回は全く気にせずつけてしまいましたw
調べた知識だけでやってみても、実際に使ってみないと塩梅がわからないのでとりあえずは難しく考えず完成を目指します。

ロッドビルディング ガイドのスレッド巻き

スレッド巻き

ガイドセメントを使用します。
スレッドを巻くときはガイドセメントを使用しました。

ガイドの仮止めや位置決めが終わったら次はスレッドを巻いて固定していきます。こちらもまずはトップガイドから巻いていきました。トップガイドは中にグリップで使用したボンドを入れたので欲しい位置に正確に取り付けます。その他のガイドはねじれはスレッドを巻いた後でも直せますが、前後(少し穂先側に動かしないなど)にはあまり動かなくなるのでガイド間の距離は正確に取り付けましょう。

ガイドにスレッドを巻いていきます。
自作のフィニッシングモーター(ロッドラッパー)を使って巻いていきます。

スレッドは自作のフィニッシングモーターを使って巻いていきます。ロッドラッパー兼用に作ってみました。↓こちらの記事で紹介しています↓
[ロッドビルディング]フィニッシングモーター自作しました
使っているとスレッドのナットで締め付け具合を調整している部分が供回りしてしまい、緩んだりキツくなってしまったりするのでフェルトを噛ませることにしました。

ロッドラッパーのスレッドにフェルトを噛ませます。
スレッドを抑えるナットが供回りするのでフェルトを噛ませます。

応急処置的な感じなので次使うときはロックナットでも使ってみましょうかね?
そんなこんなでスレッドをじゃんじゃん巻いていきます。

ガイドスレッド巻き。
巻き終わったガイドです。
スレッドを巻きます。
じゃんじゃん巻きます。

ガイドの最終調整

ガイドのねじれを修正しました。
ガイドのねじれを修正しました。

スレッドを全て巻き終わったら、トップガイドを基準にねじれを直していきます。
ブランク自体が真っ直ぐではないのである程度妥協しつついい塩梅のところを探します。ねじれを修正するときは一気にねじろうとせず、少しづつぐりぐりする感じで少しづつずらしました。ガイドを上にしてみた後にガイドを下にしてブランク越に見ると意外と曲がっていたりします。そのまま固定されてしまうのでできるだけ妥協せずやりましょう。筆者は何度もやり直しておそらく1時間近くかかりました。

スレッドを鉛筆でならします。
スレッドの隙間を鉛筆でならします。

ねじりの修正が終わったら最後に巻いたスレッドを綺麗に整えましょう。鉛筆などの丸いもので上から優しく撫でてあげると多少の隙間は綺麗に治ります。
ここまでできたらあとはコーティングだけです。

ロッドビルディング ガイドスレッドのエポキシコーティング

ガイドコーティング1回目

今回使うエポキシコートです。
今回使う東邦産業のエポキシコートです。

用意したのは東邦産業のエポキシコートです。1回目のコーティングはスレッドにエポキシコートを染み込ませたいので粘度を下げるためにうすめます。なのでうすめ液も忘れずに買いましょう!ちなみに配合はA剤B剤1:1で配合したものに対して10~20%のうすめ液を入れます。3〜4分しっかりと攪拌し、気泡抜きや硬化反応促進のために4分ほど放置します。

コーティング剤の用意ができたら早速塗っていきましょう!
ちなみに筆は平筆の6号を使用しました。まずはフィニッシングモーターにセットします。

フィニッシングモーターは↓こちらの記事で作ったものです↓
[ロッドビルディング]フィニッシングモーター自作しました

とりあえず完成しました。
自作のフィニッシングモーターにセットします。

フィニッシングモーターに竿をセットしたら電源を入れて竿を回します。回しながら塗れば筆を動かさないで塗れるのでやりやすいです。
1回目はまず厚塗りしようとせずにスレッドに染み込ませることだけに集中しました。塗り幅はスレッドから2,3mmはみ出たところまで塗りました。あとガイドとブランクの隙間にもコーティング剤を塗り隙間を埋めました。

1回目のコーティング剤を塗ります。
1回目のコーティングです。

全て塗り終わって5分か10分程立つと気泡が出てきます。気泡が出てきたらアルコールランプでほんの一瞬だけ炙り、気泡を潰します。ライターの場合は赤い火の部分を当ててしまうとススがついて黒くなってしまうので青い火の部分だけを当てましょう。重ね塗りした際にも同じ要領で気泡抜きは行います。
筆者は火力を強くして改造ライターでやりましたがめちゃくちゃ効率悪い上(ライターのガスがすぐなくなる)に作業性も悪いので素直にアルコールランプを買いましょうw
アルコールランプの燃料用アルコールは薬局で数百円で購入できると思います。
それと継手の部分のはみ出したコーティング剤は硬化前に綺麗に拭き取ってあげないと1ピースロッドになってしまうのではみ出してしまったら忘れずに拭き取りましょう。
コーティングや気泡抜きが終わったら一度完全硬化させるために2日程置きます。フィニッシングモーターはコーティング剤がそこそこ硬化した時点で止めました。おそらく4,5時間だったと思います。コーティング剤が垂れてこないくらい硬化していれば大丈夫だと思います。これで1回目が終わったので次は2回目です。

ガイドコーティング2回目

重ね塗りする場合は1回目のコーティング剤の表面を軽く荒らして脱脂をしてから塗ると密着力が高まります。なので800番の紙やすりで軽く荒らします。

1回目のコーティングをペーパーで荒らします。
800番の紙やすりで表面を荒らします。

艶がなくなる程度やればオッケーです。間違ってブランクを削ってしまわないように気をつけましょう。心配ならマスキングテープなどで養生すれば安心して作業できると思います。
表面を荒らしたら水洗いして綺麗にします。このとき食器用洗剤などで洗うと脱脂も同時にできます。筆者は水洗いしてパーツクリーナーで脱脂しました。

これで2回目のコーティングの準備ができたので塗っていきましょう!
2回目からは薄めずにエポキシコートを使用します。

2回目のコーティング剤を塗ります。
2回目のガイドコーティングです。

2回目は厚塗りをしていきます。極端に厚塗りしてしまうとコーティングの表面が凸凹になる原因になりやすいのでそこそこで塗った方がいいと思います。筆者は厚塗りしすぎて失敗しましたw
思ったことは不器用な人でも面倒くさがらずに極端に厚く塗らずに何度も重ね塗りをすれば綺麗に塗れるはずです。手間を惜しんではいけないですねw
そして完全硬化させれば2回目は終わりです。

ガイドコーティング3回目

一応これで最後にするつもりの3回目のコーティングです。
2回目で失敗したコーティングを600番の紙やすりである程度形を整えてから3回目のコーティングに入っていきます。

3回目のコーティングです。
3回目のコーティングを塗りました。

最後(予定)の3回目のコーティングが終わりました。1回目のコーティングと比べると分厚くなっているのがわかると思います。画像を見るとそこそこ綺麗に見えますが至る所に凸凹ができてしまったので修正しようか迷ってます…。
何はともあれとりあえずは竿として機能するようになったので一度使ってみたいと思います!

竿として使えるようになりました。
一応使用できるようになりました。


次回に続きます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *