どうもABCです。近頃加速時の10km~20km/hあたりで肘掛けの下辺りからゴゴゴゴッ!っという異音と共に振動も出てきたので原因として疑わしいプロペラシャフトのセンターベアリングを交換してみます。そうと決まればジャッキアップします。
↓ジャッキアップの記事はこちら↓
[ER34]ジャッキアップしてみました[整備記録]
目次
プロペラシャフトセンターベアリング取り外し
本来ならエキゾーストセンターチューブは外した方が作業はしやすいのですが1人だと脱着の労力の方が大きいので今回はつけたまま作業することにしました。
そういうことなので、まずは忘れないよう作業に入る前にプロペラシャフトの接合部(デフとプロペラシャフト、プロペラシャフト同士)ペンで合い印を書きます。

フロアレインフォース取り外し

ボルト4本でとまっているだけなのでナットを外せばすぐに外すことができます。
センターベアリングマウントブラケットのナットを緩める

センターベアリングマウントブラケットをとめているナットを緩めます。こちらもナットを外してしまうとプロペラシャフトが落ちてくるので緩めるだけです。手であとちょっと回せば外れる位にしておくと次行程が楽になります。あとブラケットの上下をとめているクリップも外しておきます。(写真の右のナット下と左のナット上に見える黒いプラスチックの物です)
組み立て時にブラケットの向きがわかるように印か何かつけておくといいと思います。(ロアブラケットに向きがあるか不明のためw)
プロペラシャフト接合部のナットを緩める
ナットを緩める時にプロペラシャフトが回ってしまうので先に全部緩めてしまった方が楽だと思います。サイドブレーキを強くかけて工具の届く範囲でナットを緩めます。届く範囲全て緩めたらサイドブレーキを解除して工具の届かなかった部分が出てくるまで後輪を回し、再びサイドブレーキを強くかけナットを緩ませます。デフとの接合部はボルト3本は外して残り1本だけ残して仮止め状態にしておいた方がいいかもしれないですね。

プロペラシャフト取り外し
今記事を書きながら思ったのですが、筆者はプロペラシャフトを分割せずに降ろしたのですが、分割して降ろした方が楽じゃない?え…?

それはさておき、まずデフ側のボルトを外し落ちないように手で押さえておきます。次にセンターベアリングのブラケットをとめているナットを外しますが、この時プロペラシャフトが落ちてこないように膝で上手いこと押さえます。ブラケットを外してプロペラシャフトがフリーになったらミッションからプロペラシャフトをゆっくりと引き抜きゆっくりと降ろします。

プロペラシャフトセンターベアリング交換
プロペラシャフト分解
まずはプロペラシャフトの第一軸(ミッション側)と第二軸(デフ側)で分解します。先程の工程でナットは緩ませているので簡単ですね。
センターフランジ取り外し
取り外し作業の前にフランジとプロペラシャフトに合い印を付けて同じ角度で戻せるようにしておきましょう!

センターフランジをとめているロックナットのつぶれている部分をタガネかなにかで叩いてボルト部分に干渉しないようにします。そして、回り止め対策をしてロックナットを緩ませようとしたのですが締め付けトルクが強いためびくともしません。困りましたがインパクトで回したら一瞬で外れましたw

筆者が使っているコンプレッサーとエアインパクトレンチです。
コンプレッサーはシンセイの静音縦型の38Lのものです。一軒家であれば夜間での使用もできそうな位静かなコンプレッサーです。筆者はアパートなので流石に夜間は使えませんが、日中であれば気にすることなく使用できるのでおすすめです。オイルレスなので塗装にも使用できます。
エアインパクトはアストロプロダクツの物でヘッドが超ショートなので狭い所でも使えます。最大トルクは600Nmなので十分なパワーを持っています。使用する際にホースが8mm以下だと性能が落ちるのでできるだけ太いホースを使用してください。
これでフランジは外せるのですが、外すためにプーラーが必要になります。筆者は持っていないのでフランジとベアリングを一緒に外します。
センターベアリング取り外し
本来ならばベアリングだけ抜けばいいのですが、フランジのプーラーが無いためフランジごとベアリングを外していきます。
まずセンターベアリングの周りのウレタン?ゴム?の部分をカッターなどでまずセンターベアリングの周りのウレタン?ゴム?の部分をカッターなどで手を切らないように注意しながら取り除きます。取れたらベアリングセパレーターをセットします。

簡単にフランジごと抜くことができました!
取り外したベアリングと新品のベアリングです。取り外したものは手で触って微妙にガタがあるのがわかるレベルでした。ベアリングそのものじゃなくて周りのゴムがへたってたのかもしれないですね。両方かもしれませんが…。

センターベアリング、フランジ取り付け
ここからようやく作業の折り返し地点です。あとは組み立て行くだけです。
取り付けるベアリング、ベアリングとフランジの間のワッシャーをグリスアップしてセンターベアリングのゴムの部分の[F]マークを車の後方に向けてプロペラシャフトに取り付けます。この段階で最後まで差し込まなくても大丈夫です。
そして合い印に合わせてフランジを差し込みロックナットをハンドツールを使い手で締めます。

ロックナットを締めていくと途中で急に固くなると思います。そうなればベアリングがしっかりと奥までハマっているはずです。ちなみにロックナットの締め付けトルクは246~294Nなのですが、ハンドツールでは締めきれなかったため(そんなトルクレンチ持ってない)インパクトでバリっとして終わりにしました。インパクト使う場合は締め過ぎ注意です。
ロックナットを締めたら木を下に敷いて最後にタガネでカシメましょう。タガネの場合切らないように注意ですw

プロペラシャフト組み立て
合い印に合わせて第一軸と第二軸を連結させます。ボルトナットの向きに注意と、本来ボルト、ナット、スプリングワッシャーは再使用不可の部品のため一度外したら新品に交換しましょう。ここでは規定トルクで締めてもいいのですが、締めにくいので車に詰んでから規定トルクでの締め付けをします。ちなみに締め付けトルクは40~44Nです。
あとは戻していくだけなのですが、センターベアリングのブラケットの上側は矢印が車の前方を向くように取り付けます。下側はサービスマニュアルに記載が無いですが最初についてた向きで付けましょう。ブラケットの締め付けトルクは42~48Nです。
他は、プロペラシャフトとデフの結合部55~64N
フロアレインフォース10.8~14.7Nです。
もちろんプロペラシャフトとのデフ側の結合部のボルト、ナット、スプリングも再使用不可部品となっております。
トルクレンチが入らない部分は吊り計りを使用してトルク管理を行いました。

センターベアリング交換後の試走
交換後すぐさま試走にいきましたが、気になっていた走り出し10~20km/hあたりでの異音と振動が綺麗さっぱりなくなっていました!今までのが嘘のように静かです。
おおよその検討で交換に踏み切ったので直らなかったらどうしよう?と少し不安がありましたが直ってよかったです。ここまで明確に現象が直ると気持ちいいですね!まだまだ細かい交換したい部品は山のようにありますがこれからも地道に直して行こうと思います。
